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バレエ シャンブルウエスト
Ballet Chambre Ouest

受賞歴

Awards

平成18年度 川口ゆり子 紫綬褒章受章 受賞

川口ゆり子が芸術選奨文部科学大臣賞、八王子文化功労表彰に続き、 平成18年度秋の紫綬褒章を受章した。

紫綬褒章とは、「学術芸術の発明改良創作に関し実績著明なる者」に授与される。1955年の栄典制度改正により新設された。同年、創作舞踏の第一人者であった石井漠が授与第1号となっている。「年齢制限を撤廃し、科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して、速やかに表彰する」こととされた。受章者は活動歴の長いタレント(俳優・作家他)が多い。オリンピックで成績優秀な者(メダリストなど)へ授与されるのもこの褒章である。

平成17年度 川口ゆり子 芸術選奨文部科学大臣賞 受賞

芸術の各分野で優れた業績をあげた人や、その業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた人を選奨し、芸術活動の奨励と振興に資する「芸術選奨文部科学大臣賞」。本公演のプリマバレリーナである川口ゆり子が、平成17年度のこの賞に於ける舞踊部門で見事受賞に輝きました。
「永年トップバレリーナとしての地位を保ちながら、今村博明と共同で多くの創作バレエを発表、ダンサーの育成にも優れた業績を上げ、自ら主宰するバレエシャンブルウエストを一流のバレエ団に育て上げた。さらに多数の全幕バレエの公演、清里フィールドバレエ、そして昨年のサロン・ド・バレエ六本木ヒルズ等、すべての公演に主演し、多くの観客を魅了した」ことが今回の受賞理由です。

平成16年度 第36回 舞踊批評家協会賞 受賞

2004年度の舞踊活動を対象とした、第36回舞踊批評家協会賞の選考会がこのほど行われ、バレエシャンブルウエストが同協会賞に輝きました。
昨年10月に新国立劇場中劇場で初演した創作バレエ「LUNA」(台本/今村博明、演出・振付/今村博明、川口ゆり子)が高い評価を得たのをはじめ、ロシアでの創作バレエ「タチヤーナ」公演、「コッペリア」「くるみ割り人形」など、国内外での一年間にわたる精力的な公演活動が認められたものです。
新作「LUNA」は「かぐや姫」を題材とし、夜空に浮かび様々の表情を見せる「LUNA」(月)を通した物語構成で、竹林に生まれる神秘の命、幼子を育てる翁と妻の愛情、そして愛を得る為の力と勇気、天界と地上を繋ぐ恋の芽生えと切ない別れなど、日本人が思う月にまつわる話をバレエ化したものです。出演者の熱演はもとより、世界有数の輝度と緻密さを誇るプラネタリウムを舞台装置に据え、江戸時代よりの伝統芸能「車人形」も登場させるなどしており、趣向を凝らした公演は舞踊批評家から“独創的”と評価されました。

平成14年度 文化庁芸術祭大賞受賞「タチヤーナ」

輝くトロフィーがまた増えた。
シャンブルウエストが今秋新制作し、芸術祭に参加した「タチヤーナ」が芸術祭大賞を受賞した。何とシャンブルウエストにとって『天上の詩』に続く2度目の受賞である。これは歴史に残る快挙であろう。前代未聞の2度の大賞受賞は17日のNHKのテレビ、ラジオのニュースで全国に報道され、続いて各紙の紙面を飾った。シャンブルウエストに届く祝福の電話、ファックス、電報。祝いの花束はロビーを埋め、戸惑いながらも誇らしげに胸を張る団員の笑顔がまぶしい。シャンブルウエストを生み、育て、今日の栄冠を手にした今村博明、川口ゆり子。その心中を思うとき、今日までの精進の日に思いを寄せ、大賞受賞作「タチヤーナ」の舞台がよみがえる。開幕と共に美しい紗幕がライトアップされ、幕ごとに展開するドラマは客席を釘付けにした。ドラマチックな舞台が続き、ダンサーたちの情熱は途切れる事無くその世界を展開した。そして幕切れのタチヤーナ(川口ゆり子)とオネーギン(今村博明)の熱情溢れる舞台は感動の嵐となり、世界初演の幕が下りた。多くの時間と労力をかけて製作された「タチヤーナ」のカーテンコールは、大きな喝采に包まれ、シャンブルウエストに新たな作品が誕生したのである。その成果は「芸術祭大賞」受賞の栄に輝き、あの時の感動を共にした私たちの胸を再び熱くする。

平成9年度 文化庁芸術祭大賞受賞「天上の詩」

芸術の祭典として広く一般的に内外の優れた芸術作品を鑑賞する機会を提供するとともに、芸術の創造とその発展を図り、我が国文化の向上と振興に資することを目的として開催される芸術祭に参加し、平成9年11月7日ゆうぽうとにて公演された「天上の詩」が芸術祭大賞を受賞いたしました。
『今村、川口両氏の豊かな感性と表現力に加え、全員の技術水準が高く、ダンサーの育成と公演活動に意欲的に取り組んだ成果が集約されている』という総合的な高い評価を頂き、特に舞踊部門では1995年度、芸術祭が大賞、優秀賞、新人賞の3賞に分かれて以来初の大賞選出という栄誉に輝きました。
同時に今村博明、川口ゆり子はこの功績によりバレエ界で最も権威ある橘秋子特別賞を受賞しました。